中世哲学を専門とされている方の著書ですが、この本は「目的なき人生を生きる」といったテーマを手掛かりに、人生の様々な事象について倫理学の観点から語るといった本です。
哲学や倫理学って、個人的に興味はあるのですが、どこか恐ろしげで近寄りがたいところがあって、今までそういった本を手に取れていなかったというワケです。
で、この本ですが、身近な話題を倫理学的に語られているのですが、あるところまではホントに身近なことを語られているので、理解できるのですが、ある段階でわからなくなるというあまり意味のないことなってしまっています。
アニメ映画『君の名は』なども例に挙げてできるだけ読者に親近感を持たせようと務められているのですが、ワタクシとしては何とも近づいていけないという…
倫理学というは、内面から人間の行動を縛るという概念が印象的だったのですが、何とかもう少し倫理学に近づいて行きたいという気はしたのですが…