「がん」はなぜできるのか/国立がん研究センター研究所

 

 

 昨夏の人間ドックで十二指腸に腫瘍があったので切除したところ癌だったということで、超早期発見で早めに完全切除したのでとりあえず今のところ事なきを得たのですが、まさか自分が…ということもあって、こういう本を手に取ってみました。

 今まで周囲にガン患者の人がいなかったこともあって、あまりガンに対して知識も乏しく、罹ると即死亡につながる病気だというイメージでしたが、腫瘍切除のための入院中も感じたのですが、かなり世間のイメージのガンと実際の医療現場や罹患している人のイメージに差があるんだなと感じました。

 この本でも、ガンの罹患自体が死に直結するというイメージはある意味過去のモノで、検診などで早めに発見できればかなりの確率で治癒が見込めるということです。

 ただやはりガンへの罹患で死亡の確率が格段に上がるというのは確かで、「禁煙」「飲酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」に留意して予防に努めるとともに、マメに検診を受けて早期発見に努めるということが重要で、早めにさえ発覚すれば、抗がん剤放射線治療遺伝子治療など多くの選択肢があるということです。

 今回の経験で人間ドックって軽視できないんだな、と痛感した次第ですので、皆様もくれぐれも人間ドックのスキップなどなさらぬよう…