定年後の8万時間に挑む/加藤仁

 

定年後の8万時間に挑む (文春新書)

定年後の8万時間に挑む (文春新書)

 

 

 先日紹介した(ビミョーにディスった…)大杉潤さんの『定年後不安』なんですが、著作自体は肩透かし感がハンパなかったのですが、推薦図書として挙げられている本でソソる本が多いので、徐々に取り上げていきます。

 で、この本が出版されたのは2008年で、まだ“人生100年時代”とは言われていなかったのですが、リタイア後の人生を如何に充実させるかということに変わりはなく、現代よりも会社生活とリタイア後の生活のギャップが激しかったであろうことから、なかなかハードルは高かったであろうことが伺えるのですが、実際に定年後に取組まれたことについて詳細に取材された内容を紹介されています。

 当時はまだリタイア後はのんびりしたいと思う人も少なからずいらっしゃったようですが、そういった生活にあっという間にウンザリして、リタイヤ後の生活を充実させる方向に突っ走るのですが、現役時代さながらのツッコミようが印象的で、個人的にはちょっとマネしにくいかなと感じるところ無きにしも非ずで…

 ただ、ムリに起業するよりもNPOなど様々なフォーマットを念頭に置いておいた方がいいのかな、というのは結構大きなヒントになります。