この先をどう生きるか/藤原智美

 

この先をどう生きるか 暴走老人から幸福老人へ
 

 

 小説家の方が語られる老後の在り方です。

 この方『暴走老人』という、キレる老人の実態を紹介した本が前にあって、この本はそちらの続編と言う位置付けみたいなんで、いずれそちらも手に取ってみたいと思っています。

 “暴走老人”がキレるのは、ある意味自分が尊重されないことに対しての不満で、増してや周囲から「あの人は孤独な人だ」と思われることの恐怖は如何ばかりかということで、最近は“老後は孤独を愉しもう”みたいなことを言う本も結構あって、このブログでも肯定的に何冊か取り上げていますが、それは“孤独”ではない人が、特には孤独もいいですよ…程度のことであって、大げさに言うと二度とまともに周囲の人と触れ合えないかもしれないという恐怖を持つ人に安易に言うべきではないとおっしゃいます。

 そんな中で、そういう恐怖から逃れるために重要なことは“虚栄心”を捨て去ることで、周囲にどう思われようが別に痛くも痒くもないわ!と思えるようになることでココロに余裕が生まれ、平穏な生活が送れるようです。

 でも歳をとって、そんな“虚栄心”を持ち続けてしまうのってナゼなんでしょうねぇ!?