医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本/中野ジェームズ修一

 

医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本

医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本

 

 

 箱根駅伝で4連覇を果たした青山学院大学のフィジカルトレーナーとして知られる中野さんが運動不足の中高年に運動の仕方を教えます。

 健診とかでメタボ認定されて「運動しなさい」と言われる中高年の方は少なからずいらっしゃると思うのですが、なかなか実行に移せないのは、

 ・忙しくて時間がない
 ・何をやればいいのか分からない
 ・運動が苦手
 ・運動をすると体が痛くなる

といった理由があるということですが、フィジカルトレーナーはトップアスリートだけではなく、こういうフツーのオジサンにも医学的に正しい、効率的な運動法を指導されるんですね!?

 ワタクシ自身はテニスからマラソンへの移行がありましたが、あまり運動自体に抵抗はなかったのですが、やっぱり何らかのメリットを感じることができないと継続にはつながらないということで、慢性的な痛みを取ったり、肩こりの症状を軽減したりと、目に見えた効果のあるモノを多く紹介されています。

 この本のターゲットになっているのは40~60歳位の方だと思われ、まだある程度カラダが動く人が多数だと思うので、運動不足のコワさをそこまで痛感されていないと思うのですが「人生100年時代」と言われ平均寿命が100歳になることを伺う勢いでありながら、あまり健康寿命は延びていないということで、寝たきりで数十年を過ごすことのないように、早くからの準備が重要なようです。