ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか/熊谷徹

 

 

 以前『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』を紹介した熊谷さんの著書ですが、どうやらコチラの方が先に出版されたモノのようですね…

 ということでコチラの方が背景説明が概観的で解り易くなっているような気がします。

 どちらにも共通していますが、ドイツ人が自分の人生を如何にして充実させるかという本来的な目的をいつも忘れることなく念頭に置いた上で生活されているということで、仕事のために家庭を破壊するような本末転倒の生活を送ってしまいがちな日本人とは真逆なライフスタイルのように見えます。

 そうやって人生が充実しているからこそ、生産性も上がるんでしょうし、「働き方改革」といってもこういったマインド的な部分を変えていかないと、なかなか本質的な改革にはつながらないんじゃないかという気がします。

 まあ、自分の人生を優先するあまりサービス業のクオリティが低くなってしまっていることはご愛嬌ですが、日本人がやり過ぎってとこも無きにしも非ずなんでねぇ…