弘兼憲史流「新老人」のススメ/弘兼憲史

 

弘兼憲史流 「新老人」のススメ

弘兼憲史流 「新老人」のススメ

 

 

 昨日紹介した『60歳から人生を愉しむ43の方法』同様、この本もエッセイ的にリタイア後の生活を語られた本です。

 この本は『週刊アサヒ芸能』に連載されていた『老い活のススメ』をまとめたモノだということで、中には直接リタイア後の生活に関係が薄い内容も含まれていて、さらにエッセイ色が強いモノです。

 ただタイトルに「新老人」とされているのは、かつて大企業でそれなりの地位に登り詰め、いつも不機嫌でエラそうで鼻もちならないクソジジイではなく、上機嫌で飄々とした老人であることをススメられているからのようです。

 時には憎たらしいジジイであることが生命の危機を招きかねないことすら指摘されていて、「かわいい」おじいさんであることがトクすることも多いですし、ひいては充実した人生を送る可能性が高いとおっしゃられています。

 今や不機嫌な顔をしていたからといってエライと思って貰えるようなご時世でもなく、面白おかしく生きて行った方がラクでよさそうですよ!?