アウトプット大全/樺沢紫苑

 

学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全

 

 

 先日、『精神科医が教えるストレスフリー超大全』を紹介しましたが、『大全』シリーズの第一弾として出版されたのがこの本みたいです。

 

 樺沢さんは常々「アウトプットが伴わないインプットは無意味だ!」とおっしゃられていて、この本ではインプットとアウトプットの比率は3:7が黄金比だとまでおっしゃられています。

 

 そんな中で、読書などのインプットをしている人はしながら、なかなかアウトプットをする人が増えてこないのはアウトプットの仕方がイメージしにくい人が多いからだということで、「話す」「書く」という一般的なアウトプットを中心に、『大全』とはよく言ったもので、ありとあらゆるアウトプットの方法を紹介されています。

 

 中には、「泣く」とか「笑う」とかっていう感情表現まで含まれていたりもしますし、ご自身でも本文中で「どう考えても”アウトプット”じゃないだろう」と思われるかも…みたいに突っ込まれていますが、「眠る」とか「運動する」なんて項目まであります。(有効なアウトプットをするための前提みたいな位置づけのようですが…)

 

 プレゼン資料作りとか企画書作りといった、この本を手に取る人の多くが求めるであろう項目についても、樺沢さんご自身が講演会資料や出版企画をされる際に使われている手法を紹介されていて、かなり参考になると思われます。

 

 また精神科医的に、アウトプットをするためのマインドセットの持って行き方みたいなものまで紹介されていて、まさにアウトプットに悩んだ時に事典的に使える内容で、ワタクシは図書館で借りてきてしまいましたが、手元に置いておきたい気がする一冊です。