サービスの達人たち おもてなしの神/野地秩嘉

 

 

 3日連続での『サービスの達人たち』の紹介です。

 

 長らく続いているこのシリーズですが、連載を継続しているというワケではないようで、原典での最新刊となっている本書は、文庫としての書き下ろしなんだそうですが、このシリーズ自体、野地さんのライフワーク的になっているようで、”サービスの達人”を見つけては、いそいそと取材に行かれていることを明かされています。

 

 野地さんは、食に関するエッセイ等も執筆されているからなのか、今回の”サービスの達人”は「食」に関する方が多めになっています。

 

 結果として”達人”とされるまでの域に達した経緯には、様々なルートがあり、とっかかりとしては、必ずしも自ら望んでその仕事を選んだと言うワケではないようですが、そのサービスに従事するうちに、単なる仕事を超えて没入されていった方が大半なようで、ある意味「道」の様なところまで磨き上げられていっているように思えます。

 

 必ずしも高級なサービスばかりではないので、フツーに”そこ”にある卓越したサービスに触れてみたいところですね!?