お金が教えてくれること/家入一真

 

お金が教えてくれること

お金が教えてくれること

 

 

 連続起業家の家入さんが”お金”を語られます。

 

 起業家として成功者とされる家入さんですが、現在はかなり悟った”お金観”を持つにいたったようですが、子供の頃はかなりお金に苦労されたということと、起業に成功されてからはかなりハデなお金の使い方をされたということで、かなり浮き沈みの激しさがあり、上も下も知っているということで、家入さんのお金についての観点には信憑性が持てそうです。

 

 相当なお金を稼いだ時期もあったということで、ただお金がたくさんあるだけではシアワセになれないということは、ホントがどうかは知りませんが、そんなにお金が多くなくなった今、シアワセを感じられているということで、リアリティがあるのかな、と思わせられます。

 

 やっぱりお金にフォーカスするよりも、自分がどうなればシアワセになれるかということにフォーカスする方が幸せになる確率が高くなるとおっしゃっておられ、その状態に必要な分だけのお金を稼ぐ方法を見つければいいということです。

 

本田健さんの本なんかでも、「幸せな小金持ち」ってことを言われて、「好きを仕事にする」ことを勧められますが、どうしてもビジネスの面が先に立ってしまって、難しく感じてしまうことが多いかも知れないのですが、理想としては好きなことをしていたら、気が付いたらそれにお金が付いて来ていたということなんだと思います。

 

 この本はそこまで都合がいいことが書かれているワケではないのですが、本田さんの本と比べると、そっちの色合いが強い気がして、自分が好きなことをお金に替えることを意識しておくことがシアワセにつながるということで、昨今のネットの普及で、それが随分カンタンになっているということで、そういう視点を持つことの意義を強調されています。

 

 コロナ禍で仕事に対する我々のスタンスが試される中、そういう考え方を持つチャンスなのかも知れませんね!?