50代から、いい人生を生きる/PHP研究所

 

50代から、いい人生を生きる人

50代から、いい人生を生きる人

  • 発売日: 2017/08/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 鎌田先生が目当てで手に取ってみたのですが、かなり豪華な執筆陣でラッキー!という感じですが…

 

 「50代」がターゲットになっているのかなと思いきや、『九十歳。何がめでたい』で知られる佐藤愛子さんや瀬戸内寂聴さん、『置かれた場所で咲きなさい』の渡辺和子さんのパートでは、どっちかというともっと上の世代をターゲットにしているのかなという感じがしました。

 

 全体を通して”今あることを受け入れる”といったトーンが支配的で、50代に突入して数年しか経っていないワタクシとしては、少々戸惑いもあるのですが、やっぱりそういう風に生きて行くのが、老いてから生きて行く知恵なだろうなぁ、とは思います…ただ、まだ「老い」を受け入れるということに現実感を持てないというのが正直なところです。

 

 お目当ての鎌田先生は、2016年に亡くなられた永六輔さんとの対談なのですが、『大往生 (岩波新書)』を書かれた永さんと終末期医療にも関わられる鎌田先生の対談ということで死生観についての深遠な内容なのですが、何分ページがあまりにも少ない!!この対談で1冊作ってもらいたかった!