絵本専門士アナウンサーが教える心をはぐぐむ読み聞かせ/杉上佐智枝

 

 

 日テレのアナウンサーの杉上さんは絵本専門士という資格をお持ちなんだそうで、その知見から絵本の読み聞かせの効用や、絵本専門士としての活動などを紹介された本です。

 

 とかくヨメからは何の子育てもしなかったと、ムスメたちが中学・高校生になった今なお蒸し返されるワタクシでありますが、絵本の読み聞かせだけは時折してた記憶があり、この本で取り上げられている絵本で、読み聞かせをしていたモノもあって懐かしく思い出します。

 

 よく、読み聞かせをしてもらった子供は、将来本をよく読むようになるということが言われますが、必ずしもそうならないことはウチの長女が実証しており、この本でも同僚である森冨美アナの息子さんも同様らしいということが紹介されているのですが、そういう功利的なことは置いておいても、読み聞かせをするための時間を敢えて取って、そういう時間を分かち合うということを子どもたちは分かっているようで、親子関係の親鸞関係の醸成、高架につながることは間違いないようで、子育てにあまりタッチしなかったワタクシが、思春期のムスメたちともそれなりにコミュニケーションを取れているのは、そういうことなのかも知れません。

 

 日テレは杉上さんを中心に絵本の読み聞かせの普及に注力をされているようで、イベントなどで読み聞かせのブースを設定されていて、プロのアナウンサーの読み聞かせをしているということで、ワタクシ自身も実際に日テレの読み聞かせのイベントを見たことがあるのですが、さすがにプロのアナウンサーの読み聞かせは見事で、一瞬で子供たちが食いついていっていたのが印象的です。

 

 また、コロナ禍でもリモートでの読み聞かせイベントもされていたようで、こういうことがキッカケで子供たちが本に興味を持つことになると思うと、意義深い活動だと思えます。

 

 モチロン読み聞かせが読書習慣に直結しているワケではないですが、本が人生を豊かにするであろうことはワタクシ自身も実感していることであり、このブログを見てくださっている方にとっては釈迦に念仏でしょうが、どうしてもスマホに関心が行きがちな若い層にそういう効用が伝わるキッカケになればいいですよね!?