面白いとは何か?面白く生きるには?/森博嗣

 

 

 ミステリー作家と知られる森さんですが、自己啓発的な著書も何冊かあって、このブログでも『夢の叶え方を知っていますか?』や『孤独の価値』を紹介しましたが、この本では“面白さ”と、“面白さ”の求め方を語られます。

 

 ”面白い”というコトバは、改めてこの本で紹介されている内容を見ると、かなり”面白い”コトバであることが分かります。

 

 というのも”面白い”というコトバは、”おかしい”という意味だったり、”興味深い”という意味だったりするワケですが、なかなかこの二つの意味が同じコトバで表現されることに、改めて言われてみると違和感というか、意外な感じがしませんか!?

 

 いずれにしても”面白さ”というのは、人間に取って”快”の感情につながるコトバとも言えて、多くの人が何らかのカタチで、”面白さ”を求めるワケで、”面白さ”の少ない人生はツマラナいと思う人が多いことでしょう。

 

 ただ、それでも少なからぬ人が、”面白い”モノの求め方がイマイチわからないというのが意外な気がするのですが、本でもYouTubeでも何でもいいとは思うのですが、常にアンテナを張っておくことが重要なようで、そういう求める姿勢が、自分に相応しい”面白さ”を得ることの第一歩であり、ひいていえば人生の充実につながるということです。

 

 森さんは、自分の周囲を”面白さ”で満たしていけば、”孤独”に打ち勝つとさえおっしゃられていて、自分の興味を研ぎ澄ますことが、ある意味”人生の目的”とも言えそうです。