鎌田センセイがススメる本や映画、絵本をまとめた本です。
この本でススメられている映画や本はかなりメジャーな名作が多く、気軽に手に取ってもらうことを意識されているのかなぁ、という気もするのですが、ご自身で”ミーハー”だとおっしゃられているので、割とストレートに選ばれているのかも知れません…ただ、時折まぎれている”知る人ぞ知る”作品が気になりますが…
やはり心を大事にされる鎌田先生だけあって、映画であっても大活劇みたいなモノよりも心象風景とか死生観とかそういうモノが多いなぁ、という感じを受けます。
作家にしても、堀辰雄や中原中也など、私小説的というか、個人の心の動きをメインの題材として扱ったモノがおおく、若き日にそういう本を読みこむことで豊かな感情をはぐくんできたという側面があるようです。
ワタクシ自身、あまり小説も映画も積極的にはみませんが、こういうのをキッカケにしてみたい気はします。