今すぐできる体質改善の新常識/小山内博、高木亜由子

 

 

 元々、朝食を食べずに2食で体質改善を図るということを提唱されたことで知られた方が、様々な体質改善の手法を地域の保健師さんと実践されていたことについて紹介すべく企画された本のようですが、途上で提唱者である小山内先生が亡くなられて、それに共鳴されたライターの方が執筆を引き継がれたモノのようです。

 

 個人的には、単身赴任中に「一日一食」や「糖質制限」といった手法で血圧を安定させようとして、一旦はある程度の成果があったのですが、途上でコロナ禍にあい、自宅に戻って、すっかりそれらの取組を放棄してしまって、体重も血圧も元の木阿弥に戻ってしまったところを、正式に単身赴任が解除されたのを機に、ある程度「一日一食」や「糖質制限」の要素を取り入れた生活を再開することで、在宅勤務の1年ですっかり増えた泰淳と血圧を何とかしようという取り組みの一環で手に取った次第です。

 

 ただ、この本では「朝食抜き」のライフスタイルについてはホンのちょっと触れられているだけで、それ以外の体質改善の手法が主となっています。(泣)

 

 その体質改善の手法というのが、冷水浴による感染症への耐性の向上ということで、特に先入観のない子供のうちに取り入れておけば、かなり風邪をひきにくい体質になると同時に、アレルギー体質の防止にも役立つということですが、ある程度成長してから取り入れるのは結構大変のように思えます…

 

 もう一つは体幹の強化で、こちらは割と高齢の方に勧められていることが多いようですが、そのことであちこちの凝りが軽減されて、腰痛や肩こりの防止にもつながるようで、地域としてそういう活動をしていると医療費の軽減にもつながりそうなんで、自治体単位で取り組んでみるのも一計かもしれません。