2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
歴史像を伝える: 「歴史叙述」と「歴史実践」 (岩波新書 新赤版 1918) 作者:成田 龍一 岩波書店 Amazon 以前、この『歴史総合を学ぶ』シリーズの1冊目の『世界史の考え方』を紹介して、あまりにオモシロくないので、こんなカリキュラムで学ばされる高校生は…
日本の国益 (講談社現代新書) 作者:小原 雅博 講談社 Amazon 外交官から国際関係を専門とする研究者に転身され中国で教鞭を取られたこともあるという方が語られる「国益」を軸とした外交の在り方を語られた本です。 よくニュースなんかで政治家が「国益を損…
ビートルズの謎 (講談社現代新書) 作者:中山 康樹 講談社 Amazon 1970年の解散から50年を過ぎても未だ新たなファンを獲得しているビートルズですが、その人気の秘訣のひとつにマニアックなツッコミどころが満載だということもあるんじゃないか!?ということで…
教養としての「焼肉」大全 (扶桑社BOOKS) 作者:松浦 達也 扶桑社 Amazon 冒頭で著者の松浦さんも編集者に提示されたタイトルについて「教養」からは相当のキョリがあると思われる「焼肉」?ということをおっしゃっていますが、何の何の、なかなかに含蓄…
サザンオールスターズ 1978-1985 (新潮新書) 作者:スージー 鈴木 新潮社 Amazon 今や、”国民的バンド”とも言えるサザンオールスターズのデビュー当初から、名作アルバム『kamakura』をリリース後、最初の活動休止に入るまでを追ったモノです。 ワタクシ自身…
親子という病 (講談社現代新書) 作者:香山 リカ 講談社 Amazon タイトルを見た瞬間、下重暁子さんのベストセラー『家族という病』を思い起こしましたが、あちらが下重さんの個人的な経歴を踏まえたモノだったのに対し、こちらは香山さんの精神科医としての臨…
駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門 (集英社新書) 作者:村松 哲文 集英社 Amazon ヨメが西国三十三ヶ所参りを始めてから、ワタクシも時折ついて行くことがあるのですが、その中で仏像をどう鑑賞するモノなんだろう…と思っていくつか見てみたのですが、…
世界の憲法・日本の憲法: 比較憲法入門 有斐閣 Amazon コロナ禍における非常事態宣言の要請やロシアによるウクライナ侵攻、中国による台湾への圧迫などを受けて昨今、かつてなく憲法改正への関心が高まっているように思えますが、近隣の図書館の新刊にこんな…
ブランディングが9割《ケーススタディ篇》 作者:乙幡満男 青春出版社 Amazon 昨日の本の続編で、実際に乙幡さんが手掛けられたコンサルティングの中で経験された内容を守秘義務に抵触しないカタチで焼き直したケースとして、具体的なブランディングの方策に…
ブランディングが9割 作者:乙幡 満男 青春出版社 Amazon マツキヨやイオンのPBのブランディングを手掛けられた方が、主に中小企業をターゲットとして如何にして自社の商品・サービスのブランディングを行っているかということを基本に忠実に説明された教科…
サピエンスの未来 (講談社現代新書) 作者:立花隆 講談社 Amazon 昨年亡くなられた”知の巨人”立花隆さんが1996年に東大教養学部で行われた「人間の現在」と題した講義の講義録としてまとめらた本です。 ビッグバンから人間が出現して、現在の人類の繁栄までを…
ドキュメント 強権の経済政策――官僚たちのアベノミクス2 (岩波新書) 作者:軽部 謙介 岩波書店 Amazon 先日紹介した『官僚たちのアベノミクス』に続編が出ていることを知ったので、早速手に取ってみました。 正編はやたらキレイに描かれていて、ちょっと(か…
日本人を日本人たらしめているものは何か (扶桑社BOOKS) 作者:シンシアリー 扶桑社 Amazon 『韓国人による○韓論』シリーズで知られるシンシアリーさんによる「韓国人による日韓比較論」シリーズの最新作ですが、シンシアリーご自身が日本に移住されて5…
モヤモヤそうだんクリニック 作者:池谷 裕二,ヨシタケ シンスケ NHK出版 Amazon 昨日に引き続き脳科学者による子ども向けの悩み相談的な内容の本ですが、昨日の中野センセイのモノに比べて、今日の池谷センセイのモノはセンセイのキャラを反映してか、かなり…
中野信子のこども脳科学 「イヤな気持ち」をエネルギーに変える! 作者:中野信子 フレーベル館 Amazon このブログでも著書を多く紹介している脳科学者の中野信子先生が子ども向けの著書を手掛けられていると知って手に取ってみました。 サブタイトルが『「イ…
官僚たちのアベノミクス――異形の経済政策はいかに作られたか (岩波新書) 作者:軽部 謙介 岩波書店 Amazon 野田民主党政権の崩壊から安倍元首相の再登板の時期の裏側で、アベノミクスをまとめた官僚たちの暗躍を追った本です。 元々民主党は、自民党政治にお…
日本にとって沖縄とは何か (岩波新書) 作者:新崎 盛暉 岩波書店 Amazon 戦中戦後を中心に沖縄の虐げられた歴史を追った本です。 ここのところ中国が沖縄の領有にまで言及するようになってきていて、多くの日本人は「何をバカなことを言ってるんだ!?」と思う…
人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書 作者:坪田信貴 KADOKAWA Amazon 『ビリギャル』で知られる坪田センセイが、先日紹介した『どんな人でも頭が良くなる世界に一つだけの勉強法』で触れられていた自分の適性に合った取組をするという方法論の…
学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か (岩波新書 新赤版 1925) 作者:芦名 定道,宇野 重規,岡田 正則,小沢 隆一,加藤 陽子,松宮 孝明 岩波書店 Amazon 菅首相が就任間もない頃に日本学術会議の会員の推薦があった105名のうち6名のみ任命拒否をしたことで…
復活への底力 運命を受け入れ、前向きに生きる (講談社現代新書) 作者:出口治明 講談社 Amazon 最近あまりご活躍の様子が伝わってこないなぁ、と思っていたら出口さん、2021年1月に脳卒中で右半身不随となっていたということで、この本はそれからわずか1年余…
漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022 (講談社現代新書) 作者:池上彰,佐藤優 講談社 Amazon 『真説日本左翼史』『激動日本左翼史』に続く日本の左翼の戦後史を追ったシリーズ第三弾にして最終作で、本作では1972~現在までをカバーしてお…
中国のデジタルイノベーション: 大学で孵化する起業家たち (岩波新書 新赤版 1931) 作者:小池 政就 岩波書店 Amazon ひと頃の飛ぶ鳥を落とす勢いは多少ナリを潜めたモノの、それでも日本と比べると遥かに活発であろう中国経済の原動力であるデジタルイノベー…
老いの品格 品よく、賢く、おもしろく (PHP新書) 作者:和田 秀樹 PHP研究所 Amazon 最近、『80歳の壁』が大きな話題となっていて、老いや病を受け入れて、如何にウマく付き合っていくかという考え方が多くの人の共感を呼んでいるようで、従来からそういう主…
PUBLIC HACK: 私的に自由にまちを使う 作者:笹尾 和宏 学芸出版社 Amazon 最近は公園でもボール遊び禁止のところが少なくないということで、今の子どもたちはどこで何をして遊んでるんだろ!?と不思議になって、かなり不憫な気がしますが、この本では主に都市…
フィンランド 幸せのメソッド (集英社新書) 作者:堀内 都喜子 集英社 Amazon 昨日に引き続きというか、この本を手に取ろうとして昨日の本があることを知って、出版順ということで先にしたワケですが… 前作から10年以上過ぎての2022年の出版ということで、や…
フィンランド豊かさのメソッド (集英社新書 (0453)) 作者:堀内 都喜子 集英社 Amazon ロシアのウクライナ侵攻を契機として、それまでの中立的なスタンスを放棄してNATO加盟申請を行ったことで一躍世界の注目を集めたフィンランドですが、この本はOECDが実施…
愛国論 (ワニ文庫) 作者:田原 総一朗,百田尚樹 ベストセラーズ Amazon 右寄りの論略とされる百田尚樹さんが、どちらかというとリベラルというか左派的な発言が目立つ田原総一朗の対談ということで、バチバチのバトル!?とも思える顔合わせですが… 百田さん自…
「日本国紀」の天皇論 作者:百田尚樹,有本香 産経新聞出版 Amazon 右寄りの論客として知られる百田尚樹さんに『日本国紀』という独自の史観に基づく通史の歴史書があるそうなのですが、その本の趣旨に沿って、『日本国紀』の編集も手掛けられた有本香さんと…
感動する、を考える 作者:相良 敦子 鳥影社 Amazon NHKの朝ドラ『ウェルかめ』などの脚本を手掛けられた方が、「感動する」というのがどういうことなのかを紐解いた内容の本です。 脚本家の方だということで、そうすれば視聴者が「感動する」のかということ…
お金でわかる! ザワつく!日本の歴史 (1冊で流れがつかめる!好きになる!) 学研プラス Amazon 昨日に引き続き本郷センセイの小中学生向けの日本史本です。 今回は歴史上のおカネに纏わるトピックを紹介されていて、装丁は小中学生向けになっていて、記載の内容…