ロングテール/クリス・アンダーソン

ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)

ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)

 以前、中小企業診断士の講師の方が薦められていた本をふと、図書館で見つけたので
手にとって見ました。
 
 ロングテールというのは、この本の著者の造ったマーケティング用語で、アマゾンを
はじめとしたネットビジネスの興隆で、一部の人気商品以外のアイテムも相応の売上げ
をあげることができるということを意味します。

 以前だと、80対20の法則とかに基づいて、20%の主力商品に注力していれば、
8割の売上げを上げることができたのですが、この割合がネット時代の到来で徐々に
低下しているようです。

 というのも、音楽配信やバーチャル在庫に代表されるように、在庫および流通の
コストを極めて小さくすることによって、動きの少ないアイテムも取り扱うことが
でき、そのことがそういうマイナーなアイテムを好む層の需要を喚起したということ
です。

 割とマイナーな音楽を好む当方としては、ありがたい傾向ですね。