小さな会社・社長のルール/竹田陽一

小さな会社☆社長のルール

小さな会社☆社長のルール

 副題にもありますが、ランチェスター経営といって、アメリカで戦争における戦略策定の
手法を、会社経営に応用するという考え方に基づいています。

 この本の中で、日本の大部分の企業がなぜ儲けを上げることができていないのか、という
問題に対して、大部分の企業が弱者であるにもかかわらず強者の戦略を用いているからだ、
ということです。

 あと、戦略と戦術を取り違えている企業がほとんどだということも印象的でした。

 限られた経営資源(ヒト、モノ、カネ)を適切に配分することによって、的確な経営が
できるということです。

 一番驚いたのが、会計を重視しすぎるな、という意味合いのことを書かれていたことです。
 確かに、会計は付加価値を生み出すものではないですからね。