ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する/島田紳助

 最初この本が出た時は、タイトルには凄く惹かれたのですが、どうせ芸人がオチャラケテ
書いたもんやろ、と思ってスルーしていたのですが、何気に本屋でパラパラめくってたら、
とまらなくなって、すぐに買って帰って一気に読みました。

 さすがの語り口で一気に読ませる読み易さもさることながら、読み返してみると、その
内容の深さにウナリますよ。

 この人って、芸風もそうやけど、緻密に計算し尽くして、それを計算してないように見せ
るのが上手ですよね。

 林文子さんが、ES(Employees' Satisfaction)のことを書かれているのを、先日紹介
しましたが、紳助さんも、会社や仕事が好きになったら、自然と愛社精神が沸いてくる
もんや、ということで、同様のことを述べられています。

 そういえば、人と深くかかわるというところは、芸能もビジネスも一緒なんだから、
芸能の達人はある意味、ビジネスの成功も約束されているのかも…