知的ストレッチ入門/日垣隆

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)

 以前、『ラクをしないと成果は出ない』を読んだときに思ったのが、書いている内容も
すごく共感できたし、ちょっと斜めな語り口も凄く好きなんですが、イマイチちゃん
と内容を取れていないんじゃないかという不安を感じさせるところがありました。

 この本でもそういうことを感じるのですが、今回は、ちょっと軽めの皮肉っぽい
語り口をとりながら、異様なほど凄みを感じたので、ちょっと進歩したのかな、
と思ってます。

 特に「疑う」と題した章で、常識への安易な追従を厳しく戒めているところに
著者の覚悟を感じました。