起きていることはすべて正しい/勝間和代

 個人的には、勝間さんの著書のベストですね。
 この本の中で、彼女自身が、世間の印象として、勝間さんは「デジタルな人間」だとか
「ロジカルな人間」だとか思われている、みたいなことを書かれていますが、それに対し
て、自分はメンタルの側面を大事にしている、と反論されています。
 ただ、この本を読んで思ったのが、メンタル的な側面でさえも、原因を細かくブレイク
ダウンして、ロジカルに強化を図る手立てを確立されています。
 なおさら、「ロジカルな」印象を受けてしまったわけですが、ワタクシとしては、そう
いうところこそ、勝間さんの真骨頂だと思いました。
 メンタルの本だと、なんだかんだいっても結局は気持ちの持ち方見たいな言い方で、
煙に巻かれるところが無きにしも非ずなのですが、小さな成功体験を積み上げるとか、
失敗の原因を検証するだとか、具体的な対処方法について書かれていますので、非常に
参考になると思います。

 ただ、勝間さんのどの本にも言えるのですが、論理階層が深すぎて普通の読み方では
論理ツリーを頭の中に描けないような気がします。
 さすがに、フォトリーダーの勝間さん、フォトリーディングな本を書かれていますよね。

 できたら、本を書く際に作られたかもしれない、マインドマップを載せて欲しいですね。