勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」/勝間和代・藤巻幸夫

 NHK教育テレビの番組に関連した書籍です。

 藤巻幸夫氏と勝間和代氏の、これまでの仕事への取り組み方を振り返ることで、
仕事に向き合う姿勢を問いかけます。

 藤巻さんって、福助の再建を成功させた、元伊勢丹のカリスマバイヤー位の知識
しかなくって、バリバリのやり手経営者だと思っていましたが、実に人間くさいと
ころをさらけ出されていて、非常に好感が持てました。
 特に、藤巻さんは人とのつながりを重視しておられて、そこから始まるビジネス、
という感じで語られています。

 勝間さんのパートですが、この本では勝間さんの言いたいことがメインテーマで
はなく、人となりにフォーカスしていることで、いつもよりメカニカルな感じが
なくって、あー、勝間さんもそういう普通の人っぽい一面があるんだ、と思いました。

 藤巻さん、勝間さんそれぞれ、自分の強みを非常によく認識されていて、そこが
生きる取り組みって言うものを、強く意識されているなあ、と思いました。

 でも、意外と自分の強みが何かって意識するのは、結構むずかしいですよね。