イチローに学ぶ「天才」といわれる人間の共通点/児玉光雄

イチローに学ぶ「天才」と言われる人間の共通点

イチローに学ぶ「天才」と言われる人間の共通点

 児玉光雄さんの「イチロー本」です。
 前回の「イチロー式 集中力」が2007年の本だったの
ですが、今回の本は2001年ですので、メジャーに言って間もない頃の本です。

 エッセンス自体はあんまり前回の本と変わっていませんし、共通点といいながら
サンプルとして取り上げているのは、イチローがほとんどで、他の「天才」はイチ
ローのある特性と同様の特性を持つ人を紹介しているに過ぎないので、要はイチロー
礼賛の本です。

 なんで、感想としては前回とあんまり変わりません。
 特に印象に残ったのは、いい結果・悪い結果が出たときの心の持ちようです。
 通常、一般的な日本人は、悪い結果が出たときは自分のせいで、いい結果が出た
ときは、ラッキーとか外部の力が働いたと考える傾向が強いそうです。
 でも、天才は逆の発想をするらしくて、いい結果が出たときは自分が凄いからで、
悪い結果が出たときは、自分が才能を発揮するのを妨げる事象があったからだと
考えるんだそうです。
 そうすることで、悪い結果が出たときにその原因を特定して、次回には修正する
んだそうです。

 うーん、理解はできるんだけど、マネはできそうにないですねぇ…