信念を貫く/松井秀喜

信念を貫く (新潮新書)

信念を貫く (新潮新書)

 前作の「不動心 (新潮新書)」がメジャーに移籍してから、
右手首の骨折〜復活までの内容でしたが、今回は、ヤンキースでワールドチャンピオン、
MVPになってエンゼルスに移籍するまでを書かれています。

 よく松井とイチローを対比しますが、問題への対処もすごく際立って違うなあ、と
感じます。
 イチローが問題に対して、ポジティブに対処するのに対して、松井は淡々と物事を
受け止めて対処していくっていう感じです。

 どちらも魅力的なのですが、イチローの考え方って、ちょっと普通の人の発想を
超えたところにあるなあ、って感じなのですが、松井の考え方って、凄いなあとは
思うのですが、一般の人の発想の延長線上にあるのかな、と思いました。