道をひらく/松下幸之助

道をひらく/松下幸之助

道をひらく

道をひらく

 経営の神様、パナソニックの創始者松下幸之助翁が書かれた処世訓集です。

 Numberで、サッカーの長谷部選手が、異国で闘っていると、こういう本に拠り所を
求めたくなる、というようなことを言っていたのを見て、読んで見たくなりました。

 で、以前こんな感じの本を読んで、そういうきれいごとを並べて、一貫した人間像
が浮かんでこない!みたいな感想を書いたことがありましたが、不思議とこの本に
ついては、そういう感想は浮かんできません。

 これは、幸之助翁の懐の広さと言うか、長所を見出すのに長けた人柄によるのかも
知れません。

 でも、この本を読んで思うのが、普通のことを書いてあるのだけで、普通に普通の
人間らしいことをやっていくのが結構難しいんだな、ということです。

 謙虚に受け止めたい本です。