33歳で資産3億円をつくった私の方法/午堂登紀雄

33歳で資産3億円をつくった私の方法

33歳で資産3億円をつくった私の方法

 まあ、言ってみれば、「金持ち父さん貧乏父さん」のようなものなのですが、
当然ですが、アプローチは異なります。

 まず、目標をしっかりもって、ということが前提になるのですが、この方は資産を増やす
方法として、不動産投資をメインに考えておられるようです。
 ちょっと、不動産投資のところでショックだったのが、持ち家のローンを抱えている人は、
基本的に投資向けの不動産ローンを組むことは難しいようです。(泣)
 そのことを認識できたのが、後ろ向きではありますが、この本を読んでの最大の成果です。

 あと、株式投資や投資信託についても書かれていますが、かなりスキを突いた内容が多くて
こちらも興味をそそられます。
 特に、投信では国内の一般的な投信よりも、投資成果がファンドマネージャーの収入に直結
するものや、ベンチャーキャピタルファンドREIT等の方が、実はリスクも低くてリターンも
大きくなる傾向が大きいというのは発見です。

 あと、起業の話も書かれていて、なぜこんなに楽しいことをみんなやらないの?みたいな
感じでした。
 ちょっと背中を押してもらえたのが、メルマガとかブログの起業が、すでに飽和状態にあっ
て成功確率が低いんじゃないか、みたいなことをいわれることがありますが、そこで逡巡して
いては何もうまれないので、とりあえずやってみる!、トライアルアンドエラーの中で、自分
なりのやり方を見つけることが大切なのだと。

 とにかく、どんな投資も、対象をしっかりと調査してリスクをコントールできるようにすれば、
正しく資産が形成できるのだということで、結構勇気づけられますよ。