「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法/石井裕之

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)

 久々の石井さんの本です。

 この本は、「心のブレーキのはずしかた」と「心のDNAの育て方」の続編ということで、やはり
潜在意識に関する本です。
 最近でこそ、ちょっと迷走気味ですが、初期の石井さんの本には、静かに追い詰めていくような
迫力があります。

 この本で印象的だったのが、心の支点の置き場所に関する記述です。

 「英語を勉強して、通訳になる。」と、よく言うと思いますが、そうではなく、「通訳になる。そのため
に英語を勉強する。」と考えるんだそうです。
 「通訳になる。」ということを固定して、そのためにどうする、ということを考えるためにそうするようです。

 といっても、支点にする部分があまりにも、荒唐無稽だとだんだん自分の言葉を信じられなくなって
しまうので、小さな成功体験を重ねるために、日常の本のささいなことでも意志を持って宣言して、
それを実現することで、自分の言葉を信用できるようにし、自分の夢を支点にするんだそうです。

 簡単そうですが、なんとなく納得が行きますね。