サッカーという名の戦争/平田竹男

サッカーという名の戦争―日本代表、外交交渉の裏舞台

サッカーという名の戦争―日本代表、外交交渉の裏舞台

 日本代表の専務理事をされていて、主にマッチメイクを担っていた方の著書です。
 最初の方に、アテネ五輪の最終予選の試合フォーマットに関する交渉を書かれていて、
海千山千の中東勢を向こうに回して、丁々発止のやり取りで、パーフェクトゲームとも
言える成果を納めています。

 結構、我々サッカーファンは、マッチメイクについて色々と文句を言うことが多いの
ですが、こんなに色々な制約事項の中試合を実現しているのを見ると、軽々しく文句も
言えないなあ、ということですが、今後とも頑張っていいマッチメイクをしていただき
たいものです。

 ということで、非常に興味深く読んだのですが、読んでよかったのだか、悪かった
のだか…って感じです。

 ただ、かなり読みごたえはありましたので、単純に気軽にボヤけなくなったという
ことですので、念のため。