- 作者: 村尾隆介
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2010/09/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先日、「だれかに話したくなる小さな会社」を紹介しましたが、その著者の片割れである、村尾さんの
著書を図書館で見かけたので手にとって見ました。
この本では、いわば「だれかに話したくなる小さな会社」の具体的な施策を扱っているとも言える本で、
安易に「安売り」に走ることの弊害を述べた上で、そうならないための価格戦略、差別化戦略を
説明されています。
特に差別化戦略の中で「ブランド化」の重要性を述べておられ、前著の中でも述べられていた、
「なくなったらイヤだなあ」と思ってもらえる会社になるための、「価値」の提供について述べ
られています。
その中でも、強調されているのがインターナルマーケティングで、個々の従業員が、会社が届け
ようとしている「価値」の基づいた行動を、どれだけ忠実に行えるような仕掛けを作るか、という
ことです。
パッと読むともっともなことですが、徹底させていくのは難しそうだなあ、と思うとともに、
ここまでやれば、いい結果が出るんだろうなあと納得させられました。
ちょっと、この2冊で村尾さんのファンになりました。