
- 作者: 小山昇
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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武蔵野という会社の社長で、また経営コンサルティングをされている方の本です。
「企業診断」という中小企業診断士(と受験者)を対象とした雑誌では、よく武蔵野と
いう会社が出てくるのですが、図書館で見かけて手にとってみました。
「見える化」によって組織を活性化するというのは割とよく言われることなのですが、
この方のおっしゃられている「見える化」は非常にユニークです。
一般に言われる情報共有の徹底によるモラルの向上というのも含まれているのですが、
例えばクレームとかを開示しないと懲罰対象となる代わりに、クレームの対象となった
事象については、あくまでも最終責任を社長が持つということを周知して、隠蔽体質
を一掃しています。
また経営計画についても、社員の参画を促して、というか「経営計画コンテスト」
みたいなことをやって、経営計画への関心を高めて、意識の向上を図っています。
経営者の方にとっては、一読の価値があると思います。