信頼する力/遠藤保仁

信頼する力  ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21)

信頼する力 ジャパン躍進の真実と課題 (角川oneテーマ21)

 以前、「自然体?自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)」を
紹介しましたが、南アフリカW杯以降について書かれています。
 相変わらず、脱力系の雰囲気を漂わせつつも、そこはかとない力強さが感じられる
のが、この本の特徴かも知れません。

 この本の中では、日本代表としての彼のキャリアの中での監督との関連について
書かれているところを興味深く読みました。
 結構、トルシエジーコのチームマネジメントについて、今だから言える的な批判
チックな内容も含まれていて、その頃の苦悩が窺えます。
 意外だったのが、岡田監督に対する賞賛のコメントがかなり強調されている点です
かね。

 帯には、「あの時、現場では何が起きていたのか?」とありまして、それに惹かれて
手に取った部分があるのですが、その辺については、割と表面的な内容に終始しており
まして、そこに期待をするのであれば、わざわざ買われることはオススメしません。

 私は、個人的に遠藤選手のファンなんで、いいんですけどね…