- 作者: 斎藤智文
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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何か、グチみたいなタイトルですが、社内の活性化についての本で、実は
前向きで、結構面白く読めました。
著者は、「株式会社組織と働きがい研究所」という会社の代表取締役で、
内外200社以上の会社を視察して、企業での従業員の活性化に取り組まれて
います。
著者は、会社の活性化で何が重要かということについて、従業員がやりがい
をもって業務に取り組めることだと言われています。
そういう意味で、先進国の中で、従業員のやりがいが最下位になっている
日本は、国際競争力という意味でも、非常に厳しい状況にあるようです。
高度成長期であれば、経済の上昇気流に乗って、企業業績も上がっていって
いたので、ある意味それでモチベーションが上がっていた部分があって、
従業員のメンタルケアがないがしろにされていて、ようやくそういう部分に
焦点が当たり始めたってところなのでしょうか?
で、ざっくり言ってしまえば、個々の従業員が、社内において尊重される
ような仕組みが必要なんだと書かれていて、その手法が、著者が訪問した企業
の実例を持って語られており、なかなか印象深かったです。