- 作者: セルジオ・タッコーネ,利根川晶子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 単行本
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イタリア人のジャーナリストによる、ザッケローニの評伝です。
日本代表の監督に決まった後に、ザッと書かれたような感じがして、まあ
言ってみれば、ザックの略歴紹介みたいな感じです。
でも、まあイタリアのサッカー界ってキビシーですねえ。
監督の首なんて、オーナーの胸先三寸で簡単に飛んでしまうということを、
彼の略歴をザッみただけでも痛感できます。
彼は、最初からゆっくりとチームを作り上げることを熱望していたようで
すが、それが適ったのはトップレベルでは、わずか2回だけで、あとはシーズン
途中の就任で、それでも結果が出なければ簡単にクビを飛ばされています。
それどころか、次の監督の想定もされていて、単純につなぎをさせられて、
期待以上の結果を残しても、クビになったケースもあったようです。
この方、割とロジカルなチーム作りをするようで、日本のように、イタリア
に比べると静かに仕事ができる環境で、かつ論理的な理解力の高いメンバーが
多い状況で、ゆっくりチームを作っていってくれれば…非常に期待しております!