- 作者: 高野登
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2008/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前、「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」を
紹介した、高野さんの著書です。
まあ、大筋としては前著と変わらない内容なのですが、ホテルの中
にとどまらず、一般論としても通じる内容を志向されているようです。
「絆」は、どうやると生まれて、どのように深化させていけるのか、
そのことについて、まず相手が望んでいることをよく把握すること、
それとそれをかなえるためにどうするかについてよく考えることだと
書かれています。
特に、「どうするか」と言うことについて、私たちは費用面だとか、
様々な制約面のことが先に頭に浮かんできて、最初っから実現の可能
性を消してしまって、検討すらしないということがあります。
そういう部分を越えて考え、相手の望むことを実現する、そのこと
によって、払った犠牲を超えた「絆」が生まれる可能性があることを
示唆されています。
なかなか難しいことだと思いますが、そういう意識で思考すること
で、何か新しいものが生まれるのかも知れませんね…