- 作者: 酒井一郎
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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英会話スクールを経営されている方の著書です。
今まで読んだ英語学習本の中で、ワタクシが考えている効果的な
英語学習法に一番近い内容でした。
この方は、まず「プロ」のようなスキルを目指すことによって、
モチベーションの低下を招いていると指摘しています。
今、日本で蔓延している英語学習本の多くは、英語の「プロ」に
よって書かれたもので、必要以上に高いスキルを身につけることを
想定しているものだとしています。
まず、最低限自分が生活で使う表現をしっかりとリピートして
覚えると言うよりも、体に叩き込む姿勢が重要だと説かれています。
それに関連して、今、学校教育の中で英語と言う教科があります
が、英語は他の科目と大きく異なるのが、実は右脳を刺激する必要
があるということです。
その点で、数学や国語などの左脳的な科目と音楽や美術などの右
脳的な科目の両方の要素を兼ね備えているとしています。
だから、日本の英語教育が左脳的なものに偏っているので、右脳
的な要素を補うことで、適切な英語力が身につくということなのです。
そういう意味で、文法とかを必要以上に否定することもなく、
非常にバランスの取れた内容だと思います。
もっと具体的な学習法が書かれていれば、もっと価値があると
思いますが、そこは「WENSday」という著者のスクールに通わないと
いけないんですかね（笑）
