- 作者: 原賀真紀子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 新書
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「理系の巨匠に学ぶ」ということで、ノーベル賞の小柴先生や
養老先生、日野原先生など、いわゆる理系の「巨人」に聞く、
英語でのコミュニケーションのとり方を学ぶ本です。
理系の人って、学会なんかで好むと好まざるに関わらず、英語
で論文を書いたり、プレゼンをしたり、質疑応答をしなくては
ならなかったりと、文型に比べて、英語に関わる機会が多いのかな
というイメージがあります。
著者も、理系の学生に英語を教えている関係もあって、じゃあ
理系の先達に、英語でのコミュニケーションを習得するヒントを
得ようというのが、この本の趣旨のようです。
そういう趣旨なんで、どういう風に学習したら、ということも
多少はありますが、ある程度英語ができる人が、どういう考え方
で、英語を発信していったら、よりよく伝わるのか、という趣旨
に思えました。
6名の「巨人」にヒアリングしているのですが、共通してあげ
られているのが、日本語をそのまま英語に置き換えて発信しても
ダメで、英語特有のロジックを理解し、それに則った上で発信を
することが大事だといいます。
例えば、ストーリー仕立ての伝え方をするとか、ジョークを用
意しておいてアイスブレイクをするとか…
私も、業務上、多少英語で質疑をすることがありますが、具体
的な表現をしないとツッこまれるというのは、実体験上納得でし
た。
やっぱり、英語での発信は、むずかしいですね…