
- 作者: 晴山陽一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/05/29
- メディア: 新書
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1940年代から現在に至るまで、英語学習に関するベストセラーの傾向を
辿り、「究極の学習法」を紡ぎ出そうという本です。
まあ、「究極の学習法」自体には賛否両論があって、私個人としては、
賛成できるところもあり、そうでもないところがあるので、今のところ
何とも言い難い、というのが素直な感想なのですが、人によってはかなり
ヒットする部分があるんじゃないかな、と思っています。
でも、英語を習得するというのは、著者も勧めていますが、如何に繰り
返し英文に当たり、それを血肉化するか、ということに尽きるんだろうと
思います。
英語学習者のもちベーターの草分けといえる、國弘正雄氏を始めとして
今までも多くの人がそれを説かれています。
結局、それを粘り強くやっていくしかないね、と言うことなのですが、
それを如何に負担に感じずにやっていくか、ということを著者は示唆さ
れていて、そこは新鮮なのですが、その点に関するソリューションは
書かれていなくて、それは次の著書で、みたいな肩透かしを書かれてい
ます(涙)
ただ、「英語で考える」ということについて、一つ注目に値する提案
をされているのが、英語で九九を言えるようにするということです。
2 times 1 is 2
2 times 2 is 4
…
ということなんですが、ちょっといいと思いませんか。
私は、この話を読んで、この人の著書を追いかけてみたいと、思いま
した。