
- 作者: 松崎康弘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本サッカー協会の審判委員長をされている方の著書です。
「入門」と銘打っておりますが、いきなり具体的な試合の論評から
入っており、ちょっと面食らう部分はありますが、サッカーを見る上
での審判の視点というのがよくわかっていい感じです。
あと、「審判」って言うと、野球文化の中で育っていると、「ジャ
ッジ」の印象が強くなってしまいますが、サッカーだと、選手と一緒
にゲームを作る、という感じが強くなる、と言うことです。
確かに、細かく細かくファールを取ってしまうと試合に流れが無く
なってしまって、面白みなくなってしまいます。
そういうところも含めて、「審判」の「入門」というよりも、審判
を念頭に置いた、サッカーの楽しみ方っていう気がします。
いずれにせよ、別の視点が提示されていて興味深いです。
ただ、結構審判の実名を挙げて、批判チックな記述もされているの
で、大丈夫かな、と思ってしまいました(笑)