- 作者: 北野充
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/07/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういう本って、IT業界の人か、ベンチャー企業の人の書いたもの
なのかな、と思っていたら、何と、外交官の著書でした!!
でも、この方、マーケティングとか企業戦略を手がけているコンサル
タント顔負けに、論理的思考やフレームワークを縦横無尽に振るって、
まだ、多くのビジネスマンがスタンスをはっきりしかねているテーマ
について、自らのスタンスを提示されています。
まず、「発信」をしなければ何も始まらない、ということで、しり
込みをしている人の背中を押しています。
その押し方も、ただ闇雲に励ますだけではなくて、始められない
理由を大きく分割して、それぞれに適したモチベートをされています。
あと、ツールごとのメリット・デメリットを明確にして、どういう
場合にツイッターを使って、どういう場合にブログを使うといった
明確な基準を示されています。
新鮮だったのが、仕事におけるプレゼンや報告なども「発信」に
変わりは無いということで、そういう側面でも「発信」ということ
を意識することによって、感性が研ぎ澄まされていく、という意味
での重要性を強調されている点です。
著者のプロフィールを見てしり込みをされる方もいるかも知れま
せんが、是非一読してみてください。