- 作者: 午堂登紀雄
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「お金を稼ぐのに教養はいらない、しかしカネを使うには
教養が必要だ」と養老先生がおっしゃったそうな…
偶然、大金を手にした人は、その後身を持ち崩す確率が
非常に高いということを耳にした人は多いと思います。
著者は、お金の使い方≒人格と言われています。
いかに有効にお金を使うか、ということなのですが、著者
は、節約に否定的です。
著者は、どうやってお金を使うことが、「頭がいい」と
言っているのか、というと、自分自身の人生の満足感を、
長い目で見て最大化させることにつながるようなお金の使い
方、と言っているように思えます。
そのためのヒントがいろいろ書かれていますし、その中
には、どこかの自己啓発本で見たような内容も含まれては
いるのですが、そういう軸がしっかりしているので、あん
まり気になりません。
一番印象的だったのが、使ってしまったお金の有効性を
云々しないという、「サンクコスト」の考え方です。
せっかくお金を払ったのだから、元を取らなければ、と
言うのは考えがちですが、却って満足度が下がる可能性が
高いようです。
正直、全部を取り入れるのはキビしい内容もあるので、
少しずつ取り入れていければ…と思います。