人生を10倍自由にするインターディペンデントな生き方実践ガイド/勝間和代

 勝間さんの出世作のひとつに、『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
と言う本がありましたが、この本は、ある意味、それをマスター
した人を次のステージへと導く、というものです。

 な、もんで、正直私自身、勝間さんが想定しているターゲットの埒外では
あるんですが、勝間さんのその後が気になったので、手にとってみました。

 いわゆるカツマー女子って、勝間さんの緒作を読んで、「インディ」な
女性になろうとして頑張っているんだけど、その過程において、大きく勝間
さん自身に依存しているのではないか、と勝間さん自身が思っているよう
です。
 確かに、そういうプロセスで努力をして自立するということ自体悪いこと
ではなくて、それはそれで必要なのですが、そのプロセスのまま成長して
しまうと、そのあとの展開がない、と警告されています。
 で、敢えて、今まで言っていたことと微妙に矛盾と受け取られかねないと
言うリスクを犯してまでも、この本を出版したんだと思います。

 ま、一言でこの本をいえば、自分でものを考えて、他人に貢献できるよう
な人になろう!ということだと、私は受け取ったのですが、真に貢献できる
ようになるには、「オリジナル」なものを持っている必要があり、それは
人に教わって獲得できるものではない、ということです。

 この本、勝間さん自身のステージも上がったなあ、と言う印象を持ちました。