ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか

ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書2 「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか

 ドラゴン桜の主人公桜木建二が、各界の著名人を招いて、「勉強と
仕事はどこでつながるのか?」と言うことをテーマに講義をしてもらう
という設定ですが、みなさん多少は意識されているものの自由に語って
おられて、逆にリアリティというか凄みのある内容になっています。

 それぞれ重みのある内容なのですが、まず最初の印象が、この人たち
の親御さんってすごい「器」の人たちだなあ、ということです。
 ジャスシンガーの綾戸さんにしろ、サイゼリア創業社長の正垣さんに
しろ、渋滞学の開祖・西成さんにせよ、相当型破りな子供時代を送って
いることを語られていますが、親御さんがそれを矯正する方向に向かわ
なかった、というのが、同じ子を持つ親として驚愕です。

 でも、だからこそ、「人に喜んでもらえること」を純粋に喜びにでき
る人ができたのかな、と思います。

 一番印象的だったのが、スカイラインGT−Rの開発を統括された、
水野さんのエピソードなのですが、ご自身で、手のつけようの無いワル
だったといわれていますが、そこから自力で、学校の勉強とは別に
自分が楽しいと思う勉強を深夜にやる、という習慣をつけたということ
で、「好き」だということのパワーはここまですごいのか、と思わされ
ました。