- 作者: 樋口健夫
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2009/03
- メディア: 新書
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私自身、企画のノルマに追い立てられる生活をしたことがないので、
肌の感覚として、企画を捻り出す厳しさを感じているわけではないの
ですが、実際にそういう状況を強いられたら、ツラいだろうなあ、と
思います。
ただ、企画のアイデア出しというのは訓練次第で、スムーズに出る
ようになるというのが、この本の趣旨です。
まず、常に思いついたことを何らかの形でメモに残せるようにして
置くことが重要だといいます。
更に、どんなことでもいいので、1日1つ企画のアイデア出しをす
るというノルマを、自分自身に課すことで、そういう癖というか、
体質を作ることができるようです。
以前、『考具』で加藤昌治さんがおっしゃられていたのと同様に、
企画に質を求めないのも重要なようです。
あと、決して画期的な新アイデアを思いつくというよりも、既存の
モノに対して、何らかの改善を加えるといったアプローチを積み上げて
行くことで、スムーズにアイデアが連なって、結果として画期的な
アイデアになっているということにつながるようです。
アイデアって才能とかセンスの部分が多いと思っていましたが、
こういうロジカルな積み上げが可能だということで、結構目からウロコ
でした。