- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/02/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『ドラゴン桜』の主人公である桜木健二に扮した、三田さんの
著書です。
なぜ、多くの人が「本番」に弱いのか?
三田さんは原因として、多くの人が、「普通」のことを普通に
こなせていないからだと言います。
じゃあ、「普通」のことを普通にこなすには、どうすればいい
のか?
方針レベルとしては、「シンプルに考え、シンプルに行動する」
ということなのですが、じゃあ、「シンプル」って何?
三田さんは、言ってみれば「不確定要素に期待しない」「確実
なことを確実にこなす」と言っておられるように感じました。
その例として、「人に好かれる」ことと「人に嫌われないよう
にする」ことを比較しています。
「人に好かれる」のは、その人の好みを知っていないといけな
かったり、知り合ったときの相手の状況にもよると思うのですが、
逆に、「嫌われない」ためには、大体非常識なことをしなければ
いい、という側面があります。
そういう風に、確実に物事を遂行するために、視点を変えて
考え、確実にこなせる方法を見出し、淡々とその方法を実行する
ことが、「普通」に普通のことをこなすことのようです。
そうすることで、「本番力」がつくと言うことです。
非常に、骨太な論理で感嘆しました!