「なでしこ」を世界一にした魔法のことば―「人を育てる」佐々木マジックの神髄!
- 作者: 児玉光雄
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2011/09
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
イチローなど著名なアスリートの思考法などを題材に、
アスリートのメンタル的な側面の研究で有名な方の
「なでしこ」本です。
主に、佐々木監督の選手への対峙の仕方からみた、
成功要因という感じです。
この本を読んでて思い出したのが、早稲田ラグビー
の中竹元監督が提唱されていた「フォロワーシップ」
です。
佐々木監督は、決して選手に強制するわけでなく、
「パーソナルコミュニケーション」をベースにして、
選手と良好な関係を築いた上で、選手の成熟を信じて、
方向性を指し示し、それに「あうん」の呼吸で選手が
応えて、ワールドカップ優勝につながった、というのが
この本の趣旨でしょうか。
澤選手の経験というのがクローズアップされて、当然
それが大きな要素だとは思うのですが、若い選手も含め
て、非常に「大人」な集団だったんだなあ、というのが
この本を読んで、印象を新たにしたところです。