マラソンシステム/樋口健夫

マラソンシステム

マラソンシステム

 様々な物事を継続していくための方法論としての「マラソンシステム」を紹介した本です。
 この本の著者は、商社に勤務されているサラリーマンで、海外生活も豊かな方なのですが、
非常に独創的なアイデア創出の方法論を編み出し、それを生活の様々な場面に展開させて
言っています。

 大元としては、毎日1つアイデアを出して、それをノートに書き留めていって、シリアル
No.を振って成果を管理していくということをされています。
 しかも、ノートを常時携行して、思いついたらその場で書き留めておくということで
思いつたアイデアを逃さないとともに、アイデアを創出しようと言うプレッシャー、モチベ
ーションにしようとする意図もあるようです。

 そのアイデア創出を30年続けていくという偉業を成し遂げられているのですが、その
こと自体は、本人は大したこととは思っておられないようで、逆にこのシステム自体の工夫
に乗っかれば、誰にでも出来ると思われているようです。

 印象的だったのが、このシステムをいろいろな形で家庭にも持ち込んでおられて、その
ようすを面白おかしく語っておられ、微笑ましい家庭を作られているのが印象的でした。