2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/01/19
- メディア: 新書
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この投稿に関しては、純粋に本からのレビューだけではなく、2/6に聴講した
神田さんの講演会の内容も混じる可能性大ですが、ご了承ください。
というのも、この本、結構ブッ飛んだ内容で、言葉尻では理解できても、全然
腑に落ちないと言うか、あまりにも既成概念から離れていて、結構保守的な気質
のワタクシとしては、結構混乱しました…
で、講演会に行ったのですが、講演の内容は、一見本と関係ない内容だったの
ですが、一層ブッ飛んだ話を聴いて、却ってこの本の本質が理解できた感じです。
と言うのも、神田さんは取引にお金が使われなくなる社会が到来すると考えて
おられるようです。
「ダントツに稼ぐことが商人としての使命!」と豪語していた、あの神田さん
が、ですよ…
って、この辺の中身は、本には書いていないのですが、会社がなくなるとか、
NPOが社会の中核になっていく、というドラッカーの言葉の引用とか、と言う
本の中の背景と言うか、そう考えるベースと言うのが見出せなかったのですが、
その話を聴いて納得できました…と言うか、その本質を感じたとき、話を聴き
ながら震えていました。(その震えがどういうものなのか、まだ分かりません
が…)
どっちかというとこの本は、方法論的なことが書かれていて、本質論が省か
れているので、分かりにくい気がしますが、「信用」と言うものが通貨として
重要になってくる世の中がくる、と言う趣旨のお話をされていました。
そういう傾向が、震災以降、高まっていて、日本人の精神性が急激に成長
していっていることを指摘されています。
そういう来るべき社会の枠組みの中で、その日本人の精神性の高さが武器に
なるんだろう、そのために、我々が個々で、精神性の向上に努めていくことが
新たな幸福の形になるんだろうなあ、と感じました。