- 作者: 遠藤保仁,今野泰幸
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/01/10
- メディア: 新書
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現在の日本代表のMF、DFの軸となっている二人が、「観察」を
キーワードに、試合での対処の仕方、チームにおける役割といった
ことを語った本です。
今野選手の、こういったじっくりしたインタビューを目にするの
は初めてなんですが、これだけ実績がある選手なのに、とりくむ姿
勢とかが非常に謙虚なのに驚きました。
センターバックとしての経験が、そんなに長くないというのも
あるのですが、周りから学ぼうとする姿勢が強く現れていました。
また、センターバックについては、ワタクシ自身を踏まえて、守
備の安定性うんぬんで、騒がしく言われていますが、どういう趣旨
で取り組んでいるのか、どういう視点で対処しているのかが、詳し
く語られていて、興味深かったです。
あと、遠藤選手については、個人的に好きな選手だからと言うの
もあって、本もいろいろ読んでいたのですが、試合の、とある局面
の視点とか、そういうことを語られている場面で、視野の広さと
いうか、落ち着きというか、非常にサッカーを大きな視点から見て
いることに、改めて感心させられました。
単に遠藤選手の本ということで手にとって見ましたが、思ってた
より、ずっと面白かったです。