藤田晋の仕事学

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー

 以前、「渋谷ではたらく社長の告白」を読んだ時は、確かに事業として成し遂げた
ことはすごいかもしれないけど、あんまり読んでて共感しないというか、正直
時間のムダだったなあ、と思うくらい、作文チックで内容がなかったのですが、
パラパラと図書館で目次をめくってて、ひょっとして…と思って手に取ったの
ですが、なかなか読み応えがありました。

 以前の本から4、5年しか経っていないはずなんですが、経験の中で確固たる
哲学を形成されてきたように見受けられます。

 以前のように、高い理想を掲げて、勢いで突っ走れって言うのではなくて、
人の動かし方、接し方、自らの身の処し方など、「社長」の立場から書かれて
いるので、ピッタリ自分に当てはまるのか、というとそうでもないのですが、
ちゃんとそういう風に考えられるような、いってみれば普遍的な内容になって
います。

 まあ、ビジネス書っぽくなった、と言えばちょっと薄っぺらに感じるかも知
れませんが、それより深みを感じるのは、そういう背景があるからかも知れま
せん。