- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 単行本
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ゲーム作家、ダイエット…で有名な岡田さんが、大阪芸術大学で行なっている
講義をベースにした本です。
ちなみに、この講義、大阪芸術大学で、ダントツの人気No.1の講座なんだ
そうです。(と、ご本人が書いています。)
人間の本能に基づく思考や行動の傾向を4つのタイプに分類して、各タイプの
特徴や、タイプ間相互の関係の表れ方などが、各タイプのキャラクターを主人公
にした小説仕立てのストーリーと理論的な解説の2本立てで紹介されています。
タイプ間によっては、「分かり合えない」と言う関係もある、ということなの
ですが、「分かり合えない」と言う理解の仕方がある、と言われていたのが印象
的でした。
どういうことかというと、「ああ、あの人はああいう考え方をする人なんや。」
ということを認識することによって、「なんで、わからへんのや!」と言う怒り
が和らぐようです。
あと、この4つのタイプが存在することで、人間が自分たちの文化を「受け取って」
「考えて」「真似して」「伝える」ことをスムーズにしているようです。
ちょっと理論編のところとストーリー編のところのとっつきやすさにあまりの
格差があったのが気になったのですが、こういう認識がコミュニケーションの
円滑化につながっているんだなあ、と思いました。